アニメのシナリオライターとして活躍するには、当然ですが「シナリオ」を作れなければなりません。
この記事では、シナリオの書き方を学べるスクール・専門学校を紹介します。
「アニメ分野」に絞らず、幅広くシナリオの作り方を学ぶことが脚本家としてデビューするポイントとも言えるでしょう。
ですので、アニメ脚本に焦点を絞らず、幅広く脚本・シナリオの書き方を学べるスクール・専門学校をピックアップしています。
代々木アニメーション学院(シナリオ・小説科)

代アニのカリキュラム
1年次は、物語の構成や基本的な表現方法など基礎をシナリオの基礎を学びます。自分自身のオリジナル作品(アニメや小説)を書いて、披露する機会があります。
2年次には、より専門性&自分の適性にあった脚本づくりの学習になります。新人賞への応募もあり、ここで入賞すると今後の脚本家としてのデビューに大きく前進します。
さらに、就職サポートという「大手ならではの保険」もあるので、ある種の安心材料でしょう。
出版社審査会
これは代アニ独自の、最大の強みといっても良いでしょう。自分の作品を出版社の審査員に見てもらう機会が与えられます。ここで高評価を得ることができれば、今後のデビューへの近道になることは間違いありません。
講師陣の直接指導も強み
大手ならではの豪華な講師陣から直接指導を受けられるのも強みと言えるでしょう!三木一馬氏や著名な編集者から直接サポートを受けることは、他のライバル生に差をつける一因となるでしょう!
アミューズメントメディア総合学院(小説・シナリオ学科)
学費は初年度128万円(税込み)、2年次は118万円(税込み)です。
アミューズメントメディア総合学院の小説・シナリオ学科には以下3つの専門コースがあります。
- ライトノベル専攻
- 文芸小説専攻
- アニメ・ゲームシナリオ専攻
カリキュラム
1年次は、基本の文章力や構成力、キャラクター作成などを学びます。まずは「ストーリー1本を書き上げること」を大きな目標とします。
2年次になると各専攻に別れ、世界設定や描写法、シナリオ・脚本のより専門的な内容を学ぶことになります。
制作会社のプロットコンペが脚本家デビューに近づける
アミューズメントメディア総合学院は、自社グループに制作会社があります。
これはAMGグループといって、プロットコンペを頻繁に開催しており、在学時から応募可能です。(卒業生も応募可能)
随時開催されており、プロット段階で提出できるので、たくさん応募できます。また、ここの実力を認められればデビューへの道も近づき、在学中でもデビューすることは可能です!
卒業後のサポートも手厚い
卒業したら終わりではなく、企業コンペやアニメ業界への求人案内などが卒業生に向けて発信されています。
サポートが充実ているので、脚本家以外の進路への不安がある人も安心できるでしょう。
映画美学校

名前こそ「映画美学校」ですが、幅広く脚本・シナリオ作成を学べます。もちろんアニメの脚本にも活かすことができますよ!
映画美学校とは?
映画美学校は実践的な映像制作を教える学校で、1997年の設立以来、多くの著名な映画監督や脚本家、技術スタッフを育成してきました。
映画美学校の脚本コースは、2011年よりフィクション・コースと俳優育成のアクターズ・コースと共に開講されています。
映画美学校で学ぶメリット
映画監督や俳優志望者が共に学ぶ環境があります。これこそが映画美学校だけの、他にはない魅力と言えるでしょう。学生は実際の映画制作現場で脚本を学ぶことができます。
もちろんアニメ脚本にも活かせる内容です。始めのうちは、幅広く作品に触れておくことが重要なので、アニメだけに焦点を絞らないようにしましょう!
ゲスト講師による講義
映像作家として活躍するプロフェッショナルを招いて行われる講義では、講師の作品や企画開発に関する質疑応答が行われます。最前線で活躍する専門家から学べるのは非常に貴重な機会と言えるでしょう。
日本脚本家連盟スクール

日本脚本家連盟スクールってどんな所?
日本脚本家連盟スクールは、国内最大の脚本家団体である日本脚本家連盟が運営する学校で、現役プロの講師陣が若手脚本家を育てる目的で設立されました。
受講料が手頃な価格で、様々なジャンルの講義が提供されています。
脚本家クラス
脚本家クラスは、50年の歴史を持ち、脚本やシナリオライターを養成する講座です。基本的な知識から物語構成やセリフの書き方までを学び、少人数のクラスで作品指導が行われます。半年間で1~2本の1時間ドラマを完成させることを目指しています。
放送作家クラス
放送作家クラスは、バラエティ番組の作家を目指す人向けの教室で、企画発表のカリキュラムがあり、選ばれた企画書は制作プロダクションに持ち込まれることがあります。作家グループへの採用もあり得ます。
研修科
修科は、本科修了生限定の6カ月間の個人指導講座で、希望ジャンルを選び学ぶことができます。懇親会や合宿などの企画もあり、研修科卒業生はプロとして活躍している人が多くいます。
日本シナリオ作家協会シナリオ講座

日本シナリオ作家協会のシナリオ講座ってどんな感じ?
日本シナリオ作家協会シナリオ講座は、1957年に開設されたシナリオ研究所が母体であり、著名な脚本家を多数輩出しています。厳しい環境の中で受講生同士が互いに刺激し合い、成長を促します。
基礎科
基礎科では16歳以上なら誰でも受講可能で、初心者も歓迎されます。1時間もののシナリオを書き上げることが目標です。
研修科
基礎科を終了した受講生や習作経験者が対象の研修科では、2時間もののシナリオ制作に取り組みます。
創作論講義
単発の授業として創作論講義があり、様々なジャンルの映像作家が招かれて多様な形式の授業が行われます。脚本家からは創作のコツや表現方法を学び、映画監督やプロデューサーからは制作秘話やショービジネスの現状を知ることができます。
シナリオセンター

シナリオセンターとは?
シナリオセンターは、1970年に創立され、多くの優秀なシナリオライターや脚本家などを養成しています。現在、多くの受講生がプロとして活躍している「老舗の団体」と言っても良いでしょう。
講座の種類
シナリオコースは、受講者の目的に応じて3種類に分かれており、講義数も異なります。じっくり学びたい人は、シナリオ作家養成講座を。短期集中で学びたい方は、8週間のだけの講座も用意されています。
通信講座
マイペースで学ぶことができる通信講座も用意されています。
ヒューマンアカデミー シナリオカレッジ

広範囲のシナリオ書きを学べる
小説・ライトノベル・脚本・アニメ・ゲームシナリオなど、幅広い分野のシナリオ作成を学べます。基礎から始まり、応用までステップアップできるので、着実にスキルを身に着けることができます。
大手ならではの進路開拓
ヒューマンアカデミーではシナリオ分野以外にも多くの講座が開講されています。就職やデビューへの窓口も広く、総合的な就職サポートを受けられるのも特徴です。
現役講師が直接指導も!
現役で活躍中の作家やシナリオライターが講師陣にいるので、直接ノウハウを学ぶことができます。書籍には書いていない独自ノウハウを修得できることも!
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